指先から投下される 雨霰の音節たち 誘蛾灯に引き寄せられる 無数の“音” はじめは おそるおそる つぎからやがて 大胆に 徒党を組んで あるいは 群れる自覚すらなく あちらからこちらから ふだんはひとりの 善良な命 ふだんは愛に生きる やさしい誰か そんな…
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