猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

やっぱり違うと

あなたは朝を味わい尽くし

わたしは夜を味わい尽くし

そのうち互いを味わい尽くし

やっぱり違うと離れたのでした

 

あなたは朝に風を溶かし

わたしは夜に雨を溶かし

そのうち全てに愛想をつかし

やっぱり違うと離れたのでした

 

それでも忘れられなくて

それでも憎みきれなくて

なのに愛を失うたびに

やっぱり違うと離れたのでした