猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

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落ちるわけがないの

ほら

あんなに高くどこまでも広がっているでしょう

 

せいぜい雨か雪か

あるいは氷の粒が時々降りてくるだけで

空がごっそり剥がれ落ちるなんて

あるわけないでしょう

 

落ちるわけがないの

ほら

祈りや喜びや

冷え切った言霊が空からぶら下がっていても

まだまだ耐えているでしょう

 

緋色の雨が降るなんて

どこかの猫が話したからって

人には関係ないでしょう

 

さあ莫迦な話はこれまでにして

早く学校に行きなさい

正しい人になれるように