猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

心配を食べて生きている

風が止まない。よく警報が出ないものだ。

早々に洗濯物を取り込み、桜が枝ごと飛んでいくのでは…と心配がつのる。

 

女は、特に母という生き物は、心配を食べて生きている気がする。

心配の種が一粒も見当たらなくなれば、自ら内側に潜っていき種をこしらえるのだ。

そのうち自分自身を喰い荒らす獣が目覚めるか、うっすら不安や心配が心に横たわったまま一生を終えるか、あるいは綺麗さっぱりどちらも忘れてしまうのか。

 

詩人さんは半分猫だから知ったことではないだろう…って?

ふむ、そうとも言えるしそうではないとも言えるかねえ。