我が家では、少し前に年賀状をほぼ卒業した。
まず、親たちが出すのをやめてしまった。
それに倣ったわけではないが、何かが起こったとしても起こらなかったとしても「寒中見舞い」あるいは「余寒見舞い」として何人かの知人宛にハガキを送る。
「ほぼ」というのは、そういうわけである。
たまにしか会えない親族にはLINEのスタンプで済ませてしまうこともあるが、それもまた新しい習慣ということで良いと思う。
去年はどうだったか、と日記で確かめたところ「無地のハガキを購入、プリンターの設定」とあった。やはり、寒中見舞いを書いたのだ。
ところが、ハガキ印刷はそれこそ年に1度くらいしかしないので、設定方法をすっかり忘れてしまう。
今年も、ハガキ用のトレイをセットするのに手間取った。
さて、来年はどうなることやら。
猫店主たちのように、何もこだわらなく生きるのも悪くないかもな、と胸の内でつぶやいた。