猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

死ぬのならひとりがいい

死ぬのならひとりがいい

誰にも知られず

誰にも知らせず

感謝と愛を抱きながら

ただ眠りたい

 

死ぬのならひとりがいい

誰かの涙よりも

誰かの声よりも

夢見心地の温もりを感じて

ただ眠りたい

 

幸せを思うだろう

イマイチだったと舌打ちもするだろう

まあまあ悪あがきもするだろうが

 

死ぬのならひとりがいい

風が吹いて

やわらかな雨が降って

香りのよい光に包まれ

ただ眠りたい

 

 

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