猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

仕舞う

実家仕舞いをして久しい。

筆者自身、猫街に腰を落ち着けており、どこかに帰りたいという気持ちもないのだ。

雑記カテゴリーにメモ程度に書いてはいるが、むろんリアルタイムというわけではなく、多少の妄想を意図的に混ぜている。

したがって、読者にとって参考にならないであろうことを念のため記しておく。

 

解体して更地にし、土地を売る。

あるいはリフォーム後、家も土地も売る。

 

実家に縁(ゆかり)のある者たちが知恵を持ち寄り、体験談を読み漁り、専門家に教えを請い、「主な選択肢はどちらかだね」という話に落ち着いた。

その時点で、「誰に(どれほどの範囲に)知らせるか」というこまごましたところまで決めておいた。

 

訊かれれば話すけれど、話したくないことは片付けておく。

猫街には人らも含めてそんな生き物が多い。居心地のよい街だ…空も時には降るが。

 

話がそれた。

 

ともかく、できる限り手分けしてことを進めた。

心配していた激しい「空落ち」に見舞われることもなく、どうにかこうにか流行病(はやりやまい)とも縁がなく、無事に「仕舞い」が終わった。

 

どうしても、最後の最後までできずにいた手続きがいくつかあるが、それらは大急ぎでなんとかするようなものではないので、冬のうちにはなんとかなるだろう(筆者註:この一文は事実)。