ごっごっごっ
しゃーっしゃーっ
しゃりしゃりしゃりしゃり
とん!
とんとんとんとん
独特のリズムを刻みながら
女は歌う
皮を剥いで〜ぶっ叩いテェ〜刻んでぇ〜
邪悪な祭りのように
どこか憎々しげにあるいは楽しげに
連れ合いの帰りが遅いとき
自分ではない誰かの影を感じるとき
泣いたり喚いたりするかわりに
女は台所で忙しく立ち回りながら
歌っていた
焼いて煮込んで食ってやるぅ〜
昔々の、半分くらい本当の話である
ごっごっごっ
しゃーっしゃーっ
しゃりしゃりしゃりしゃり
とん!
とんとんとんとん
独特のリズムを刻みながら
女は歌う
皮を剥いで〜ぶっ叩いテェ〜刻んでぇ〜
邪悪な祭りのように
どこか憎々しげにあるいは楽しげに
連れ合いの帰りが遅いとき
自分ではない誰かの影を感じるとき
泣いたり喚いたりするかわりに
女は台所で忙しく立ち回りながら
歌っていた
焼いて煮込んで食ってやるぅ〜
昔々の、半分くらい本当の話である