2023-02-15 猫が照らす 詩人は嘘をつく 「いつき、です」 昨日も。 一昨日も。 その前も。 下の名は、さらさ。 歌いはしないんだけども、なぜか同じ名前。 あの素敵な歌いびと、と。 それはそうと。 「開けて」 あしたも。 明後日も。 明明後日も。 空を、宇宙を。 ことばを尽くしても、 ことばを編んでも、 愛だけがすり抜ける。 「おはよう」 こんなに暗い足元を、猫だけが照らす。 猫、が照らす。