猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

猫が照らす

「いつき、です」

 

昨日も。

一昨日も。

その前も。

 

下の名は、さらさ。

歌いはしないんだけども、なぜか同じ名前。

あの素敵な歌いびと、と。

 

それはそうと。

 

「開けて」

 

あしたも。

明後日も。

明明後日も。

 

空を、宇宙を。

 

ことばを尽くしても、

ことばを編んでも、

愛だけがすり抜ける。

 

「おはよう」

 

こんなに暗い足元を、猫だけが照らす。

猫、が照らす。