猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

道の途中

わたしの前に(ましてや後に)

道なんてできっこない

道なんか見えっこない

 

自虐でも謙遜でもなく

そんな風に落ち込む日は

不意に訪れる

 

ごろんと寝転び

天井を見やれば

ああそうだ

向こう側には空も海もあるんだったと

妙に納得して

 

道が見えないってことは

道の途中にいるからだ

そんなことを思ったんだ

 

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