2022-05-15 幕をあける 散文詩 砕け散るさまは美しく 足を踏み入れれば血で染まる 壊れれば 2度と戻らぬのは命の器も同じこと 砕け散るさまは耳障りで 手で受け止めれば傷がつく こぼれれば 2度と戻らぬのは命の器も同じこと そんなことさえ忘れがちな つい忘れがちな季節が幕をあける