猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

家族

酸味が気にいらない

些細な出来事が

食卓を行き交って

誰もが無口になる

 

冬休みなんていらない

不用意に口にすれば

食卓に不機嫌が充満する

 

音楽なんて煩い

会話なんて面倒だ

愛の破片と

嘘つきな人の群れ

食卓は今日も冷め続けている

 

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