猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

窮屈な器

窮屈な器に今日も命を充したまま

それとも気付かぬうちに

はらはらこぼれ続けているのか

 

鉢植えの桜が花ひらき

わたしはまた

生と死を思う

 

秘められた祈りを

思う

 

繊細な器に今日も命を充したまま

それとも気付かぬうちに

はらはら散り続けているのか

 

鉢植えの桜が花ひらき

わたしはまた思う

生と死を