猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

混在する矛盾

こっそりあの子をなじった指先が

愛おしくてたまらぬように

鬼灯を撫でる

 

こっそり悪意を書きつけた指先が

愛に満ちあふれた

美しい言葉を紡ぎ出す

 

混在する矛盾は

誰の中にも押し寄せて

たまに悪さをするんだねえ

 

さあ

今朝はどちらに転ぶんだろう