猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

心を診る猫の医者-7

頭の後ろあたり

頭の上のあたり

肩越しでもいいので

 

自分の目はそこにある

 

そんな風に想像してご覧なさい

初めのうちは

へたっぴで笑っちゃうぐらいで

構わないから

 

だんだんと

少し遠くから全体を眺められるように

なってくるから

 

俯瞰ってなんだろな

よくわかんないや

それでもかまいません

 

もしかしたら

意識しないで俯瞰を使っているかも

しれないし

だんだん慣れてくればいいだけのこと

時間がかかってもいいんですよ

 

さあ

深呼吸して

今日の診察はおしまいにしましょう

そうそう

しっかり息を吐いて空っぽになったら

あとは吸うだけ

この間よりずっとスムーズだ

そして

吐きながら

うーん!と気持ちよく伸びをしましょう

 

心を診る猫の医者は

自分もほんとうの猫のように

うううう〜ん!

気持ちよく伸びをしたのでした

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