猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

心の奥に組み込まれたもの

ただの思い出語りになっていないか

優しさを錯覚してはいないか

 

確かに人は

いつか忘れてしまう

傷が小さくなるように

進むことができるように

太古から

心の奥に組み込まれているのである

 

それでも小さく深く

今日は朝から心が疼く

 

ただの思い出語りになっていないか

優しさを錯覚してはいないか

自問自答を繰り返しながら

過去へと引き戻されるのである

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