猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

忘れることが下手だ。

 

誰かにもられた、尖った単語。

誰かがつかった、冷たい態度。

声も視線も細胞レベルで思い出しては憎くなる。

 

忘れることが下手だ。

嘘をつくのが下手だ。

 

愛より正直にならなくてもいいのに、

満たされないマグカップを今日も啜る。

 

忘れることが下手だ。

嘘をつくのが下手だ。

嫌だと告げるのが

下手だ。

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