猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

いつかの「ひとつ」いつかの「わたし」

ひとつ持っていれば済むのだが

あえて三つ四つ持つことにして

並べたり

使い分けたり

いくつかは失くしたのに

ずいぶん前の「ひとつ」が残っていて

それはたぶんわたしが死んでも

(のっとられない限り)

ふらふら漂い続けるものなのだろう

 

いつかの「ひとつ」いつかの「わたし」

誰かが見つけて変な奴だと思うのだろう

 

それはそれは遠い未来で