3かけまでよ
当時はその理由を知らなかったのだが
おやつがチョコレートの日
育った家庭ではそんなルールになっていた
1個は寂しさが育ち
2個では欲が育ち(分ける知恵が育つとする説もある)
3個で我慢が育つ
すなわちバランスのとれた大人になる
昔々の育児書だかなにやらに
ざっとまとめれば
そんな記述があったようで
親はそれを固く信じていたのである
確かに
甘いものを常備している家庭ではなかったが
なぜか板チョコだけは冷蔵庫に数枚
重なりあっていて
何も懐かしいことなどないが
その光景だけはありありと浮かぶ
今の時代
チョコレートの種類は豊富で
板もあれば個包装もある
大袋も小袋も選び放題だ
3かけまで
と言われずとも
1週間で1かけすら口にしないこともあり
バランスとれた人間性とも程遠く
まあ
正解も理解もそれぞれで
それぞれ違うのをよしとする考え方が
昔はちょっとばかり少なかったり伝わりにくかったのかも
いろんな意味でチョコレートが
とても気になる季節の到来です