猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

滅び

右にも左にも光はあるのに

道は暗いままだった

 

上にも下にも影がさすのに

光は見つからないままだった

 

空も海も星から漂い始めているのなら

ぼくらに何ができるだろう

絶望に身をまかせるか

眠りが覚めない日がくるまで

耳を塞いでいようか

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casa4さんによるイラストACからのイラスト