猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

詩人屋さんのひとりごと-i

マンションの階段を

どんどんくだって行くと

首が痛くならないほどの高さの

扉があり

住民たちは

何気なくそれを開けて

車や自転車で出かけたり

暑いですねえと笑顔を交換したり

しています

 

内側からしか開かない

外側からは鍵がないと開かない

 

人の心も

どこか似ていて

掘り下げ掘り下げしているうちに

あっけなく開いたり

思いがけずバタン!と閉じたり

 

そんなことを繰り返しているのです

 

 

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