猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

人が決めただけのもの

生きている間は

そこに縛られ

それに従うしかなく

流れているのか

漂っているだけなのか

本質を見ることも計ることもできやしない

 

ただ概念が脈々と受け継がれているだけなのに

疑問にも思わず

我らは閉じ込められている

いや

そう思わされている

 

確かに

閉じ込められたままでは

気づくこともないのだろう

 

時間とは

人が決めただけのもの

それを声高に説いたところで

バスや電車や待ち人との

空間を共有できなかったと

いともたやすく

我らは不機嫌になるのである

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