猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

欺瞞のふたり

あなたのために

振りまく愛だからと

彼は断言して

ただただ真っ直ぐに真っ正面に

立ち塞がった

 

だから

指先で「とん」って触れた

強い力なんて要らなかったわ

ねえ

そんな時代でしょ

綺麗なものほど裏はズタボロ

危なかしいったらありゃしない

 

そうよ

嘘つきなの

あなたと同じぐらいに

 

そうよ

正直なの

天気と同じぐらいに

f:id:Sala-Y:20210314113035j:plain

RF素材