猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

出かける・集まる

「禍」になって、めっきり集まりごとが減った。

どこぞで試写会あればいそいそと、どこぞでライブがあればこれまたバタバタと。それらも、6〜7割ほどはオンラインとなり、在宅のまま参加が可能になった。

 

ヴァーチャルという単語は、ふだんごとになってしまった。

マルチバースという概念にも、それほどびっくりはしない。

 

つまりはそんなところなのだろう。

 

魂だけが出かけていく。

器を置いたまま。

それを死と呼んだものなのか。

 

微かに秋めいた空を眺め、在りし日の誰かの面影を追っている。