猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

忘却

忘れられることと

忘れてしまうことを

重ねれば重ねるほど

やさしくなっていく

 

知らないと言ってくれれば

知ってたと言ってくれれば

揺れる風がどこに行っても

思い出せるだろうか

 

忘れられることと

忘れてしまうことを

紡げば紡ぐほど

やさしくなっていく