猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

晩夏の冬支度

百貨店はこっくりした色合いの服であふれ、劇場には少しだけ物静かな作品がかかり始める。

朝が遠く夜が長い。しみじみ実感する日が増えれば、冬支度の合図。

 

たとえ、昼日向の夏日が続いたとしても。

 

早いうちから冬支度を始めるようになったのは、ここ数年のこと。

断捨離なるものが我が家でもブームになり、今では作り付けのクローゼットと小さな箪笥があるだけだ。

持ち物が少ないので把握しやすいし、疲れればそのままのびのびと寝っ転がれる。

急な来客(流行り病とどうにか共存しつつあるせいか、今年は割と多い)に慌てることもない。

 

冬支度は衣服が中心であるのだが、もう少し秋が深まれば食料も揃える。

案外と雪に悩まされることもあり、そうなると買物にも出られない。ローリングストックもいい感じに回している。

とは言え、先読みしすぎるのもストレスになる。

ほどほど、いい塩梅といきたいものである。