猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

あなたに見つかることを夢見てます

あなたに見つかることを

夢見てます

あなたが探してることを

夢見てます

 

あなたのゆがんだ口元

覚えてます

醜くつり上がった目尻も

覚えてます

 

あなたにあたしは探せない

あたしもあなたを探さない

 

不幸を望んだりはしないけど

心の中での「あっかんべ」は

それなりの回数にはなるかしら

 

あなたのキスはおどおどと

あなたのハグはふわふわと

そんな人だったはずなのに

 

あなたに見つかることを

夢見てます

あなたが探してることを

夢見てます

 

あなたにあたしは探せない

あたしもあなたを探さない