猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

雨を忘れた火曜日

23時

誰にも許されないのかと

また寝返りをうつ

 

猫になどなりたくないと

かみさまにごねれば

聞きとげられたろうか

 

しましまの美しいしっぽを

あなたはほめてくれたけど

ふたりでいると変な目で見られるわ

そう言って姿を消した

 

11時

なんの約束もないので

ぐずぐずとベッドにもぐりこむ

雨を忘れた火曜日が

星を満たしている

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