2022-05-21 味 詩人は嘘をつく こきおろして 叩きのめしたい そんな欲望が微かにでも含まれれば それはすでに 憧れではなく嫉妬であろう 似ているのは 自分の世界が狭まりがちだということ そうして焦点が絞られたとき 自分すら見えなくなる 嫉妬は酸味と苦味が混ざっている 憧れは甘味と苦味に彩られる 屁理屈だと思うかい? 破綻した論理だと決めつけるかい? あんた次第だがね