たちまち画面が暗くなり
バスの中で居場所をなくした
ただただ心細く
ひたすらひとりを恥じた
今ではなんでもないこと
今ではなんとかなるでしょ、と笑い話
だけど
アオハルは些細なことさえ重く抱えて
世界から切り離されたと
ひたすら静寂を恥じるのだ
誰かとつながることより
どこに属してるか
そんなことが安心の種だった
自由は束縛の中にある
頑なに思い込んでいた
アプリを立ち上げた途端画面が暗くなり
満員電車の中で器用に充電を開始する
ただただ縮こまって
ひたすらひとりを恥じるしかなかった
あの頃の自分を抱きしめながら