猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

夕焼け

その日

夕焼けは蒼く澄みわたった

熱い思いと冷たい風が

頬に触れては遠ざかる

 

あの日

雨が落ちたことも忘れて

カーディガンも羽織らず

出てきてしまったから

ぶるると震えた

 

その日

夕焼けは蒼く澄みわたった

熱い思いと冷たい風が

頬に触れては遠ざかる