猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

満ち欠け

月が欠ける

月さえも

であるなら

心の満ち欠けは

もっとやわらかく気まぐれだ

 

あちら側の景色は眩しい

こちら側の景色は仄暗い

 

光させば影生まれ

やがては

何もかもとろりとろり

消え去っていく

 

傷も痛みも汚(けが)れも人も

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