猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

雨だれ跳ね返るやうに

誰かが球を蹴たり

きみの失はれしより

空は未だ涙を知らず

 

手を合はせば振り返り

振り返らばただ見上ぐ

とこしへに

ただ見上げたり

 

雨だれ跳ね返るやうに

誰かが石を蹴たり

きみの失はれしより

空は未だ涙を知らず