猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

自分の

自分の残像すら追えず

うつむいていた

やさしい人だと呼ばれて

頑固者だと指差され

目眩しだと罵られ

結局居場所が見つからないのである

 

自身の心情すら追えず

仰向けになった

弱い人ねと過ぎ去って

恩知らずねと笑われて

悲しいだけねと吐き捨てて

結局心地よさが見つからないのである

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