猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

心を診る猫の医者-12

いつか眠りはやってくる

深く遠く消えゆく時に

 

今は削るぐらいで

ちょうどよいのでしょう

あなたの体にあっている

 

誰にでもいずれ眠りは訪れる

深く遠く消えゆく時に

 

眠れないから

眠くないから

眠らねば

と自分を責めたてないことだ

 

活動時間が人より増える

悩みも喜びも人より多くなる

それもまた

幸せなことなのだから

 

眠れないんです!

と深刻な顔して駆け込んできた人に

心を診る猫の医者は

「お大事に」のかわりに

「みにゃぁ」と鳴きました