猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

詩人屋さんの日常-7

命を編み直すことは

難しいのだけど

(セーターのサイズを整えるようには

いかないから)

 

心がもつれたことに

気づくことも

たやすくはないのだけど

(なかなか見えないものね)

 

絡まった結び目を

のんびりほどくだけの

1日は

誰にだって必要だ

 

人らより頻繁ではないにしろ

猫にもそんな日がある

ほどいては編む

猫は得意中の得意だからね

 

いつか鍵しっぽを触りに

いらっしゃい

あなたときたら

幸せの種を育てていることに

まだ気づいてないみたいだから

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