猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

例えばそれがあとでとても僕を傷つけるとわかっているのに

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きみさえよかったら

頼まれてくれないかな

 

あなたがメールをよこすのが

ひどく嬉しくて

例えばそれがあとて

とても僕を傷つけるとわかっているのに

 

なんでもないよ

なんでも言ってよ

 

すぐさま返信してしまう

 

きみなら

そう言ってくれると思ってたの

助かります

 

間をおかずに

あなたは短いメールをまたよこす

 

あなたと文字を交わせば

例えばそれがあとて

とても僕を傷つけるとわかっているのに

 

なんでもないよ

嬉しいよ

 

一縷の光を抱けるなら

それでいい

何も叶わなくても