2018-01-28 姉の告白 童話詩 カクカクした星の 変拍子な命の群れ カクカクの空もカクカクの海も それしか知らなかったから 別にどうということもなく 今日まで生きてきた カクカクした星の 変拍子な命の群れ カクカクの風もカクカクの雨も それしか知らなかったから 別にどうということもなく 今日まで生きてきた 何を願うでもなく 何を祈るでもなく それしか知らなかったなら 別にどうということもなく 恋に迷いもしなかった 姉は 青くてまあるい星など知らないようなそぶりで 話してくれたのです