猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

イーストのご機嫌が悪ければパンは膨らまない

昨日

あたしの気持ちはとじていて

何かをこっそり育ててたんだ

 

反抗心だの 反骨心だの

ノコギリで自分を削ぎ落とすように

あたしの気持ちは狭くなって

何かをこっそり育ててたんだ

 

これはこう

それはそう

誰かが正しいといったから

誰かが間違いといったから

ぐるぐる振り回されていたんだ

 

いつものように暮らしていても

イーストのご機嫌が悪ければ

パンは膨らまないし

雨の日は誰もが逆さまの街を見上げてる

 

気持ちがとじていると

そんなことも忘れてしまって

育てなくてもいい種を

抱きしめがちになるんだ

 

昨日はそんな日だったんだ