猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

雨と人の間に

せっかちな風が

もう

雨を連れてくる


傘の準備も

心の準備も

毎年前倒しの必要があって


それでも間にあわないから

あきらめて

葉ずれに包まれてる


雨と人との間に

わかりあえる瞬間があったとしても

どれほど時を巻き戻せば

いいのだろう


どれほど後悔すれば許されるのだろう