猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

なつかしいかみさまと出会う

朝を探して這ううちに

なつかしいかみさまと出会う


空は

まだ夜が濃く

風が

時折頬に触れた


さびしいと

いとしいの

境界線で転がるうちに

なつかしいかみさまと出会う


幸せすぎても

あたたかすぎても

それだけを信じないように


悲しすぎても

孤独すぎても

それだけを信じないように


祈りをひとりじめないように