猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

耳たぶから1センチ

信じていてもいいよね

照れた笑顔は

僕だけが知ってるって


反時計回りのひまわりみたいで

夏の夕立みたいで

つむじ風みたいに

感情を撒き散らした


信じていてもいいよね

涙を隠したくて不意に駆け出す癖

僕だけが知ってるって


耳たぶから1センチの君の声

僕の指先をぎゅっと握る癖


信じていてもいいよね

僕と君だけの記憶だって