猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

初秋

ビルも影も

すっかり空に突き刺さり

誰かが拾った名残りの夏は

すっぽり体を覆ってく


高速道路も風も

ひっそり雲を吹き飛ばし

あたしの落としたいつかの秋は

うっかり心を優しく叱る