猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

きみがいなくて

見上げるソラに

前みたいに

きみがいなくて

宇宙は僕からはみだして

しまうんだ


見上げるソラは

いつもみたいに赤く燃えて

宇宙はいつのまにか

僕から過ぎ去っていくんだ


見上げるソラが

ほんとうにきれいだと

泣きじゃくっても

宇宙は僕からはみだしてしまうんだ


きみがもういなくて

僕はただ

あふれだしてしまうんだ