猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

紫陽花

季節を映しながら

くるくる変わる表情を見せた

君にとっては

それが普段のことだったのだろう


青空よりも雨が好きで

水たまりにぶら下がる街を

何より愛してた


季節を描きながら

くるくる変わる表情を見せた

君にとっては

それが正解だったのだろう


ふたりの”初めまして"が

終わらないうちに

涙がこぼれないうちに


僕が君を忘れられるまで