猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

ひとりぼっち

あなたがいなくなったとき

空はやっぱり薄情で

わたしは石のように

立ち尽くしていたというのに


あなたがいなくなったので

風が吹いても気づかずに

わたしは砂のように

流れ出していたというのに


あなたがいなくなったとき

まわりの誰もが薄情で

やさしいあなたを責めました


ここぞとばかりに責めました