猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

もしも

もしも魚になったなら

もっと楽に傷つくことができるのに


明るすぎる夜も

見えない朝も

笑って泳いで行けるだろうに


もしも魚になったなら

もっと素直になれるのに


冷えた体も

熱い鼓動も

すぐに脱ぎ捨てられるだろうに