猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

ぽろりぽろり

いつの間にか

鱗が落ちて

だんだん軀も乾いてく


いつの間にか

涙が落ちて

だんだん心も枯れていく


そっと触れたのは

こじあけるためですか

呼吸も許さないほど強く

抱きしめるためですか


いつの間にか

星が落ちて

だんだん夜が壊れてく