猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

とけるまでもう少し

光がたっぷりとけこんだ“夜”は

かすかに身じろぎして

そっと横たわる


朝の想い出を

届けにきたんだ


遠慮がちに居心地悪そうに

夜はそっと横たわる


朝を連れてくる時間まで

あと少し

光がほどけ始めるまで

あと少し


“夜”がとけ始めるまで

もう少し