猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

トートバッグ

新しい普段着で

知らない路地を歩く


トートはまだ固くて

詰め込みすぎて

装いすぎて

少し重たかった


新しい普段着で

知らない空のした


トートはまだきれいで

昨日と今日を

互い違いに織りながら

都会の匂いを嗅いでいた